シート積層法
シート積層法とは、紙などシート状の材料(樹脂、金属もあり)1枚を1層とし、各層ごとにレーザーやカッターを用いて切断しながら積み重ねていく造形法です。比較的安価かつ高精度に大きな造形物も得ることができます。
不要部分も同時に積み重ねられるため、特にサポートを必要としない点では粉末造形法と同じですが、不要部分を除去する作業は粉末積層の場合よりも手間が掛かります。造形する高さ分の材料はカッティングすることにより、必ず消費してしまい、除去した不要部分は再利用できず、造形物によっては、材料の大半がゴミになってしまうので注意が必要です。
近年では金属薄膜を使用した装置も販売されていますので、使用できる材料の幅は広がってきています。
試作手法の概念図
主要メーカーとして、ヘリシス社、キラ社等があります。
①大物の製作に向く
②コストパフォーマンスに優れた装置が多い
③造形物の長期利用は困難
②コストパフォーマンスに優れた装置が多い
③造形物の長期利用は困難